初泣き

2010年1月16日
テレビで泣く以外ほとんどないんだけど、今年の初泣きは思い出し泣きだった。
まぁ思い出したシーンは映画なんだけどw
そっから連想していろんな事思い出して、なんか夜に寝ながらポロポロ泣いてしまった。

ちなみに、私の最大の涙のツボは遭難映画系。アニメなどの作られた物語の中で、作られた設定の上で死んでいく状況ではなく、リアルに誰が見ても「死」を連想、覚悟する場面。
と言うわけでUnited93(911の飛行機の中の映画)のそのシーンの思い出し泣き。
しかも映画見たのってずいぶん前なのに。
2回くらい見てるけど、かなり印象に残ってる映画。
”飛行機がのっとられたと知り、死を覚悟し、愛する家族に電話をかける”場面。
ちなみに、仰天ニュースとかで取り上げられるそういうシーンでも、2秒で泣けますw

何はともあれ、改めてトピック上げて書きたいネタなんだけど、「死を覚悟した時、人は誰に何を伝えるか?」って言うの。
アメリカの映画には「I love you」が多くて、さらには「子供達にも愛してると伝えて」と必ず加える。日本人にはそのイメージはない。私の中での日本人の言葉としては、「ありがとう」や「ごめんなさい」のイメージが強い。(見てる作品が偏ってるかもしれないから一概に正しいとは言えないけど)
アメリカ人の言うI love youって、日常で何度も伝えてる言葉なのに、それを再び最後に選ぶ事の意味。
何を伝えようとか、考える事も迷う事もなく、”何を言ったらいいか”と言う概念の隙間すらないままに、ただストレートに愛を伝える。
私が涙を流しながら出した結論(笑)によると、I love youにはすべての意味が含まれているんだと思った。
たくさんの愛をありがとう。あなたを愛して幸せだった。あなたを置いて先に逝く事を許してほしい。
さようなら。
…って、日本語で書くとなんか堅苦しいし馴染みがないけど。
そういう意味じゃ、もともと英語ってニュアンスの塊だから、言葉数が少なくて済むのがうらやましい。
アメリカ人(だけとは限らないけどとりあえずそういう名称を使います)の方がよっぽど本能で生きてて、感情に躊躇がなくて、人と人との繋がりが自然とそこにある。
日本人はそういう意味で冷めてる人種で、溢れ出す愛をまっすぐ相手に伝えない。
伝えなくても伝わるフシもある。多くはないだろうけど。

そもそも、死に際に何を言うかではなく、何を言おうか迷える事、そこで感情がわき出る事、伝えられる相手がいる事自体が幸せなのかもしれない。
愛を伝える事。ありふれた言葉だけど、もう一度伝えようとする事。それは動物の本能と呼べるものなのかも。


と言う話を、夜泣きながら考えていたわけです。
もっといろいろ考えたけどなんかまとめるとこんな感じ。
これだけ思考が回ってたら寝られるわけがないw

まぁとにかく初泣きでした。

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