セミ奮闘記

2011年8月24日
店を片付けようとしたら入り口の横に瀕死のセミが。
ガラス越しになんとか近づいて確認。ピクピクと動いているのが見える。
外に出てるもの片付けなきゃならないのに、セミを囲うように看板やらが出ている。
…どうしよう。(本気で)
ドアを開けても動かない。触らなきゃ突然バタつくこともないか?
…と思い、音を立てないようにしまうものを持ち上げてしまってみた。
とりあえず大丈夫。
変な動きに通り過ぎる人たちは「?」を浮かべたことだろう。
だが人目を気にしている場合ではない。
まだ、持ち上げられない(引きずらないとダメな)大きな物体がある。
セミを避けるのは難しい。
でも、それ以前にあることに気づいた。
シャッターを閉めたらつぶれる位置にセミがいる。
それはそれでグロい。
やはり素通りはあきらめ、セミをほうきで遠くに飛ばすことを決意。
打った瞬間に鳴くくらいならなんとか耐えられる。
間接攻撃だし、鳴くことは分かってるから耐えられる。
ほうきを持って戻ってくる。
どっちにどう飛ばすか、イメトレ。
そして通行人がいない瞬間を狙う。
一発目。
…空振り。
セミがじりじりと鳴く。反射的に私はドアの後ろに隠れる。

気を取り直して二発目。
…またしても空振り。
やっぱりへっぴり腰がいけないのか。ほうきがセミまで届いてないらしい。
三度目の正直。頑張って近づいて打つ。
そしたら…
セミが飛んだ!
きれいなカーブを描いてこっちに向かってきた!!
びっくりした私は逃げるように店の中に入る。
何かに足をぶつけて負傷w
通りすがりの人に何をしていると思われたか。
足が痛くて地味にびっこを引きながら、自分の動きに笑いながら店の奥に行き、振り返る。
セミは入って来ていない。
どこへ行ったのか…
姿が見えない方が怖い。
確かに店の方に飛んで来たのに。

まぁ、いないならいい。
さっさとドアを閉め、逃げる。
結局帰りに店の周りにもセミは確認できなかった。
瀕死のセミでも刺激を与えるとまだまだ飛べるのね。
負傷した足、ストッキングに穴が空き怪我をしていた。
びっこ引きはしばらく続いた。

そんな夜w
セミ怖すぎ。

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